AXE I/Oの使い方とレビュー

AXE I/O

エレキギターの録音に特化したオーディオインターフェース

【AXE I/O】を紹介します。

○AXE I/Oの製品概要と主な特長

AXE I/Oには、入力段だけでもギターに特化した機能が多数搭載されています。

メインインプットには、PUREとJFETの2つのモードスイッチが用意されており、味付けのない透明なサウンドと、倍音付加による温かみのあるサウンドを切り替え可能です。また、パッシブピックアップ用のPASSIVEモードと、アクティブピックアップ用のACTIVEモードが用意されています。ACTIVEモードでは不要な回路をバイパスして、ギターやピックアップ本来の音色を生かします。さらに特許出願中のZ-Toneにより、接続されたギターやピックアップの求める音色に合わせて、入力インピーダンスの調整が可能です。インピーダンス不整合による音痩せ、こもりを回避した最適なサウンドが得られます。

サウンドハウス様より引用

Z-TONEが最大の特徴

ilk multimedia axe i/o z-tone

つまみを左に回すとシャープな音に

つまみを右に回すとマイルドな音に

インピーダンスが可変可能なのが最大の特徴です。

詳しい解説は割愛しますが、エレキギターはハイインピーダンスです。

インピーダンスは【ロー出し、ハイ受け】が基本です。

受けがローだとどうなるのかを、ギターの音で解りやすく説明すると

音痩せ】や【こもった音】になります。

多くのオーディオインターフェースは【Hi-Z】が搭載されています。

Hi-Zは”ハイインピーダンス”の略号で通常エレキギター等のインピーダンスが高い楽器を接続する際にはHi-Zをオンにします。

AXE I/Oではインピーダンスを連続的に調整可能(2.2kオーム~1Mオームまで)

使用感のイメージとしてはギター本体のトーンツマミを回して音を調節してるような感覚ですね。

アクティブ、パッシブどちらにもに対応

IKMultimedia AXE I/O 

ピックアップ・セレクタでは、パッシブ・ピックアップからの入力を最高のトーンで増幅するPASSIVEと、アクティブ・ピックアップ接続時に不要な回路をバイパスしてより透明な入力を可能にするACTIVEと、2つのモードが用意されているので、お使いのギターにより最適な入力をお選びいただけます。

IK Multimedia公式サイト様より引用

エレキギターのピックアップってアクティブとパッシブでもう別物ですよね。

それぞれどちらにも対応していて、なおかつスイッチ一つで切り替えられます。

JFET/PUREプリアンプ選択スイッチ

これもスイッチひとつで切り替え可能な

倍音付加のJFETとクリアなPURE

説明書きでは、ほんの少しの倍音付加のJFETとありますが、イメージとしてはちょっと温かみのあるサウンドになります。

僕は基本常時JFETで使用しています。

その他フロントパネルの解説

  1. マスターボリューム
  2. ヘッドフォンボリューム
  3. モニターバランス
  4. アンプアウト

③MONITOR

ダイレクトモニタリングとDAWのバランスを決めるツマミです。

左に回すとダイレクト、右に回すとDAWにバランスが振られます。

どのインプットをダイレクトモニタリングするかはコントロールパネルで決めます。

AXEI/O コントロールパネル ダイレクトモニタリング
バッファサイズもここから変更できます。

④AMP OUT

リアンプ用に設けられたアウトプットです。

リアンプの解説は避けますが、普通にリアンプをやろうとしたら必要なリバースDIボックス、ハム・ノイズを防ぐためのグラウンド・ループ・インタラプタが必要ありません。

すこぶる簡単にリアンプ可能です。

コントロールパネルの”TO AMP OUT”を適用すれば

ギター→インプット1→AMP OUT→アンプorストンプ→インプット2

と言った具合に素の音とアンプサウンドを同時に録音する事も可能です。

まとめ

使用感はやはりギターの録音にはとても強いインターフェースだなと言う印象。

ただ、バッファサイズを最大”8”まで詰められると言っても結局はPCのスペック頼みなので、レイテンシーに関しては飛びぬけて良いという印象ではないです。

もちろん他のインターフェースと比べてレイテンシー的に劣っていると言うわけでもなく、他の機能は従来のインターフェースには備わってないのでギターの録音がメインの人は充分に使う価値があるでしょう。

またIK Multimediaでは恒例ですが本体価格以上のソフトウェアがバンドルされています。

AXE I/Oには、総額€1,000以上に相当するソフトウェア、プラグインがバンドルされているので、レコーディング、ミキシング、マスタリングをすぐにお楽しみいただけます。

IK Multimedia公式サイト様より引用

バンドルされているAmpliTube 4 Deluxeがあればすぐにリアルなギターの音作りが可能。

また、T-RackS 5から厳選された、10種類のプロセッサーもバンドルされていて、ミックス、、マスタリングですぐに使えます。

最初の一台目のインターフェースにしてみてはどうでしょうか??

僕は二台目でしたがとても気に入って使っています。

AXE I/ODTM
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